【書評】聴くだけうつぬけ:ピアノ+心理+栄養ですっきり!
- うつを改善する方法を探したいけど、どうしていいのか分からない
- うつになってもう死にたくなる
- うつの薬に頼らずうつを改善したい
こんにちは!
ギール(https://twitter.com/reizublue)です!!
今回は公認心理師で有名な心理カウンセラーYouTuber橋本翔太著書【聴くだけうつぬけ】をレビューします!
結論から申し上げますと、重度のうつ症状で苦しんだ著書橋本翔太さんが独自に編み出した「うつ撃退方法」が収録しています!
- 音楽療法のアプローチ
- 心理面のアプローチ
- 栄養面のアプローチ
心理面はともかく、音楽や栄養面はそんなに効果があるのかと疑問に持つ方がいるかと思いますが
これらの活動が有益であることを頭では理解していても、毎日実践できている方は少数ではないでしょうか。
その部分を触れながら内容を順番に紹介していきます。
橋本翔太って誰?
本の紹介の前にそもそも、著者の橋本翔太って誰なのかを紹介していきます。
橋本翔太をサクッと紹介すると
・公認心理師(国家資格)
・臨床心理学専攻教育学修士
・小学校、中学校音楽、高校音楽、特別支援(障がい児教育)各専修免許状習得済み。
・音楽療法家
・作家(海外出版、楽譜集含め心理エッセイなど15冊以上。KADOKAWA他)
という経歴を持つ心理カウンセラーのYouTuberで、YouTubeチャンネルは登録者16万超えを記録しています。(2022年6月現在)
自らの病(虚弱体質、原因不明の疲労、低血糖症、副腎疲労、うつ、パニック、希死念慮、愛着障害、共依存や自己肯定感の著しい欠乏、あらゆる面でのメンタル不調)からの回復の過程を経て
自分らしく、よりより良く生きるための「心」の強さとしなやかさを得るためには
「心理的アプローチ 5:肉体的アプローチ 5」の割合で治療する事がうつを改善する方法だと痛感したのです。
詳しい経歴等はこちらで確認できます。
なお、公式YouTubeもこちらで確認できます。
それらの経験をもとに、
「心理療法(心理学)」
「栄養療法(メンタル特化の食事と栄養)」
「音楽療法(音の力)」
の3つの柱を融合させたオリジナルプログラムShota Method(翔太メソッド)として展開。
各セミナー、講座には全国各地、また海外からも受講者が集まっているため、うつに悩んでいる方にとっては橋本翔太さんの動画や今回紹介する本がおすすめだと言えます。
聴くだけうつぬけ
総合評価 | 読みやすさ | デザイン | 実践しやすさ | 本の内容 |
☆4.5 | ☆5 | ☆5 | ☆4 | うつはかならずよくなる! うつと付き合うヒント 音楽がうつに聞く理由 心理アプローチでうつを撃退する 栄養素を正しく摂れば、心はすっきり軽くなる ピアノセラピー体験者の声 |
これらの章を一つずつサクッと解説していきます。
うつはかならずよくなる!
うつ病は主に
など気分障害のひとつとされていますが
実は、うつ病の原因はいまだに分からないとされています。
20年くらい前の日本ではうつと聞くと
閉鎖病棟のある精神病棟を連想したり
「うつは甘え」などという身勝手な風潮があったりと偏見まみれでしたが、現代ではうつ病に対する理解が進んではいます。
昔は3大成人病として「がん・心筋梗塞・脳血管疾患」が挙げられていましたが、そこから糖尿病が加わり4大成人病。
そして原因はうつ病を加えて5大成人病となっています。
こんな感じに理解は進んでいるものの、うつの症状ははっきりとした原因は分かっていないです。
とはいえ、西洋医学では脳の神経伝達物質の異常が発生して脳が正常に機能していないとされており
医療においてはまず最初に投薬治療を受ける事になっていますが、投薬ですべて解決するとは限らないです。
むしろ、投薬治療の中にはうつを悪化してお金を稼ごうとしている精神科も中にはいるので、詳しくはこちらの書籍で確認できます。
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うつと付き合うヒント
うつは甘えではないのと同時に、うつになるのはあなたのせいではない。
他人から「うつになったのは甘えだ」とか「根性がないからこそうつになるんだ」とか言われて理解を得られない場面はあるかと思いますが
心の病は誰がなってもおかしくないのです。
たとえは、うつとは無縁そうなベテランのお笑い芸人でも、ある日突然自殺してしまう事があったのは記憶に新しいのではないでしょうか?
だから、「精神的に弱いから」「神経衰弱で必要以上に繊細だから」などでうつになったんだって思い込んで自分自身を責め立てないでください。
著者橋本翔太さんはうつで自分自身を責めている人に対して「あなた自身の性格があなた自身を助けてきたことを忘れないで」と語っています。
橋本翔太さんの場合、子供の頃から神経質で繊細過ぎるとよく言われていて
- 人混みが苦手
- 相手の感情に過剰反応して情報を必要以上にくみ取ってしまう
といった事があって非常に疲れやすくなった反面
- 季節の変わり目から感じた切なさを音として曲にする
- 相手の繊細な悲しみを感じ取って声をかける事ができる
といった利点を持つことが出来たと語っています。
つまり、自分の性格のおかげで沢山メリットがあったのを今は忘れているだけなのです。
音楽がうつに聞く理由
音楽を回復の道具に使う音楽の治療法は、心と身体の状態を向上させる療法として日本では1990年代から注目されています。
介護施設や特別支援の子供、高齢者のリハビリや作業療法の効果を高めるために
音楽で入居者のストレスで解消するためといった臨床現場で活用されています。
「もう何もしたくない!」に音楽が効く!
普通は嗜好品や娯楽として音楽は消費されますが、音楽療法では音楽を道具として扱い心身の状態を良くします。
込み合った電車や渋滞の時に自分の好きな曲を聞くことでストレスが解消されるのも、音楽療法に入ります。
このように、音楽はうつを改善するにはうってつけの治療となっており、なんと書籍としては珍しく癒しのCDがこの本に収録されています。
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心理アプローチでうつを撃退する
心理学がなんでも効くわけではない。
うつの回復に心理学のメソッドが役立つのは言わずもがなで、カウンセリング中でよく行われる「認知行動療法」
うつによって歪んでしまった認知(考え方)を少しずつ修正して、新しい考え方を身に着ける方法論ですが
心理療法マイナス状態には効かないのです。
心理療法は、ある程度回復した方にとっては効果的ですが
ズシンっと重いマイナス状態で起きるのがやっと…
といった方にはまだ早すぎます。
他にも
- アドラー心理学は「自分に厳しくする心理学」なのでうつにとって厳しい
- 森田両方だとガマン療法になってしまう
と心理学は、うつなどの症状の回復度合いによって効果が違ってくるのです。
そこで、うつの回復するために最初やるべきなのが「自分優先」に切り替える事です。
これは日本人独特の感性ですが、「お客様は神様です」「世間体に合わせろ」などといった風潮や同調圧力や
「神風」みたいな自分を犠牲にする事が美化される風潮こそが
自分の事よりも他人を優先する場面が多くうつを悪化させる要因となっています。
例えば、あなたは子供と一緒に飛行機に乗っているとします。
何らかの原因で非常事態になって煙がモクモクと上がった時に
非常時の酸素マスクを子供を優先して取り付けようとしますよね。
でも、子供に酸素マスクを着け終わる前にあなたが朦朧として意識を失う危険性が!!
つまり、あなたが意識を失ったら子供を救えないように
あなたの安全が確保できていなかったら誰も助けられないのです。
栄養素を正しく摂れば、心はすっきり軽くなる
うつから脱するためには、心のアプローチだけでは足りません。
「心理的アプローチ 5:肉体的アプローチ 5」で体のアプローチも必須です!
本書では「分子整合栄養療法」をベースに
①血糖値の安定
⇒主食と甘いものを減らしてタンパク質を増やす+食事の順番を変える
②うつを撃退する栄養素の接種
⇒「タンパク質」「鉄分」「ビタミンB」を中心に摂る
の2点を紹介しています。
ピアノセラピー体験者の声
本書では4名のピアノセラピー体験者のリアルな声を収録しています。
この中で印象的だったのが東新宿こころのクリニックのスタッフ一同の声で
サクッと紹介すると
検査結果を待つ患者さんの不安を少しでも取り除くために橋本翔太さんのピアノセラピーを試したところ
待合室での不安を和らげ、心に不調を抱えている方もリラックスして聞き続けられるとの声がありました。
このように、実際に手を取ってみて実践することできちんとした効果が発揮してうつを撃退する事が出来るのです。
まとめ
今回のまとめはこちら!
うつはかならずよくなる!
うつと付き合うヒント
音楽がうつに聞く理由
心理アプローチでうつを撃退する
栄養素を正しく摂れば、心はすっきり軽くなる
ピアノセラピー体験者の声
今回は、公認心理師で有名な心理カウンセラーYouTuber橋本翔太著書【聴くだけうつぬけ】を紹介しました。
現代社会で段々と息苦しい世の中になっていきうつになりやすく、しんどくなっています…。
しかし、本書を手に取って紹介したアプローチを一つずつこなすことでうつを解決していきます!
今日もブログを読んで頂きありがとうございます!!
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